画像のセグメンテーションは、デジタル画像処理で一般的に使用される技術です
本記事では、そのセグメンテーションについて解説していきます。
セグメンテーション
画像は、一般的に画像内のピクセルの特性に基づいて、部分または領域に分割されます。この分割処理のことをセグメンテーションと言います。
分割された領域はセグメントと呼ばれます。
画像のセグメンテーションを行う上で重要となる形態処理の代表的な処理として、"Dilation "と "Erosion "と呼ばれる処理があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
Dilation
Dilationとは拡張や膨張という意味です。
着目した画素の近傍に少なくとも1が存在する場合に、その画素を1にする処理のことです。
こうすることで、領域の境界に画素を追加したり、穴を埋めたりできます。
図のDilationは、着目した画素の8近傍で処理しています。4近傍で処理した場合は、また違う結果になります。
Erosion
Erosionとは、領域の境界のピクセルを除去する処理のことです。
着目した画素の近くに0が1個でもあれば0にする処理です。
Dilationがわかれば、この処理は容易に理解できますね。
もちろん、8近傍と4近傍で結果は変わります。